ヒゲドライバー3UP
- アーティスト: ヒゲドライバー
- 出版社/メーカー: LOiD
- 発売日: 2010/11/24
- メディア: CD
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アルバムを一言で表すと、某人の分析でもありましたが「ビレバンといよりタワレコ」*2。全編歌モノで打ち込みバンドサウンド(一部は生音で録音)、ボコーダは控えめという、これまでとは大きく方向を変えての意欲作です。
本人のレーベルの中の人のついったー上のやりとりを見ていると、1.5か月くらいしか制作期間がなかったり、急にジャケットデザイナーを公募したりとかなりきついスケジュールだったみたいなのですが、その中でも楽曲制作アレンジ収録リミックスマスタリングと、よくやりきったという印象です。特に全体の音質はさすが大手系列のレーベルところです。
個別の楽曲の3回くらい聴いたあとの感想
- 01.「無い」 このギターの旋律がグッときます。
- 04.「YES/NO」 待ちに待ったピコピコキター！古い曲ですがミスチルのシーソーゲームを思い浮かべた。
- 07.「壁」 珠玉のバラード。こういう曲は電車で窓の外を眺めているときに聴くと最高にあって、涙が出てくる。最後のドラムの展開が格好いいここで終わるのもったいない。
- 08.「ゾンビ」 君はゾンビみたいに立ち上がるというとっても変な歌詞なのに、すんごく前向きで力をくれるw
- 09.「ハローハロー (ダンス☆マンRemix)」 みんなが思うダンスマンらしいRemix。原曲を知らない人は自主制作CDに入っているのでそっちを聴いてみることおすすめです。
- 10.「透明少女 (Saitone Remix)」 チップチューンの本流に沿ったリミックスですが、原曲の盛り上がりを尊重した素敵なものでした。こちらも原曲は自主制作CD
- 自主制作CD『ダイアリー』の記事: http://d.hatena.ne.jp/ladoco/20100918#1285775024 通販やライブ物販で買えます。もっと販路が広がればなあ…
- 11.「キュート・ポップ (cubesato Remix)」 これはこのアルバムが初出になる曲。福岡のCM等の音楽デザイナーcubesatoさんとヒゲさんの親交のなかから生まれた作品。キュートでポップでピコピコですばらしいです。収録順番も少し前でもよかったと思う。
全体としてはこれまでのヒゲドラの定番の音階パターンや使用打ち込みパターンが減って、転調や展開が頻繁にあって新鮮なアルバムでした。僕はいろんなヒゲドライバーが好きなのですが(歌唱力はついてほしい)、チップチューンインストが好きな人、ボコーダ全開が好きな人、バンドサウンド好きな人、いろいろいるみたいですね。
今後のヒゲドライバーさんですが、廃盤になったヒゲドライバー1UP,2UPの再製作ということをつぶやいるので、それに期待、そしてDJ活動やライブですね！
